【名言・考察】『池袋ウエストゲートパーク』キングの名言

【名言・考察】『池袋ウエストゲートパーク』キングの名言

2000年に放送されたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』は今でも面白い。紹介したのは、そのドラマで登場する窪塚洋介が演じる「キング」という役のセリフだ。『池袋ウエストゲートパーク』は、主人公・マコトが池袋で発生する事件を解決するために奔走するというものだが、ただの単なるミステリーではない。カラーギャングや若者文化を存分に盛り込んだスピード感あふれる展開とスタイリッシュな演出は今でも充分に面白い。また配役も今では考えられないほど豪華なものになっているので機会があればぜひ観てほしい。

さて「だから悪いことすんなって言ってんじゃないの。ダサイことすんなって言ってんの」というセリフを放っているキングだが、彼は池袋のカラーギャング「G-Boys」のボスという設定だ。そんなキャラクターだからこそ「ダサいことすんな」というセリフにギャングなりの矜持を感じることができる。「悪いこと」をしたとしても「ダサいこと」をしない

例えば現実世界で、友人がひどい目に合ったとき「いや客観的にみたらキミにも悪いところがあるよ」と第三者目線で冷静に振る舞うのはどうだろうか。確かに「冷静」であることは「正しい」ことだ。しかし、まずは酷い目に合わされたという事実に憤ること。そんな「カッコいい」があってもいいと思わずにはいられない