
【要約・感想】『メンタル脳』「やりすぎ」な脳との幸福な付き合い方
不安という感情や記憶、あるいはそもそも心というものが、なんのために存在するのか。そんな考えたことないような疑問に「脳」の仕組みという視点から答え、 それを踏まえた上で良質なライフハックを私たちに提供してくれるのがアンデシュ・ハンセン『メンタル脳』だ 。十代向けに書かれたという本書の構成は実にシンプルであり、内容としても二十代、三十代、あるいはそれ以上の年代に
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不安という感情や記憶、あるいはそもそも心というものが、なんのために存在するのか。そんな考えたことないような疑問に「脳」の仕組みという視点から答え、 それを踏まえた上で良質なライフハックを私たちに提供してくれるのがアンデシュ・ハンセン『メンタル脳』だ 。十代向けに書かれたという本書の構成は実にシンプルであり、内容としても二十代、三十代、あるいはそれ以上の年代に

月曜日が憂鬱なのは、僕らが「大人」だからかもしれない。 そんな月曜日を生き延びるにはamazarashiの『月曜日』という歌が効く 。学校にも会社にも行きたくない月曜日のために、この曲の魅力を歌詞に沿って紹介したい。 「体育倉庫のカビたウレタンの匂い」から始まる本曲は、リスナーを学生だった頃に引き戻す。ここでは匂いを感じている学生を仮に「私」としよう。「私」

著者の手元にある本書の帯文には「首を洗って待ってたかい?」とある。一人のファンとしてこう答えたい。「首を長くして待ってたよ」。西尾維新のデビュー作『クビキリサイクル』から始まる「戯言シリーズ」のその後を描くシリーズ最新作『キドナプキディング』。その紹介と考察を本論では行う。『キドナプキディング』の主人公は「戯言シリーズ」の主人公・戯言遣いこと「いーちゃん」と

優れた入門書は、優れた地図でもある 。千葉雅也の『現代思想入門』はそのような優れた地図になる一冊だ。しかし、この地図には謎がある。この地図は一体、どういう目的で書かれたのか。仮に「現代思想を知りたいから」という読者側の答えが明白だとしても、「入門書」というジャンル自体が膨大な数であることから、この本の意義は単なる「入門」以外にもある気がしてならない。素朴に考

振り返ってみれば、この時期から、人々の価値観とか社会の仕組みとかが少しずつ狂い始めていったのかもしれない。岡崎京子の漫画『リバーズ・エッジ』はそんなことを思わせてくれる。主人公の女子高生・若草ハルナが元彼氏の観音崎にいじめられている山田を助けたことをきっかけに、河原に放置された死体を偶然見つけ、その秘密を共有するというのが物語の大枠だ。 94年に刊行された本

とても面白かった。一冊の本を読み終わって純粋にそう思ったのは久しぶりだ。『あすは起業日!』は著者・森本萌乃の実体験をベースにしている「起業」小説である。そんな本書のあらすじは次のとおりだ。 主人公の加藤スミレは、ある日突然会社をクビになってしまう。特別なスキルも、仕事への情熱もなかった彼女は次の就職先について悩むが、あることをきっかけに、副業で行っていた選書